安定供給のためにとことん奔走する「商品調達力」

問屋業出身のため、あらゆるねじについてネットワークを利用して即納体制がとれるのが強みと言えます。総取扱点数はネジだけでも数十万点、なんでも調達するのはもはや当たり前の時代ですが、お客様の声や時代の要請をもとに商品構成の変更を随時しております。
また数十年にわたって直接貿易により海外メーカーの独自開拓を続けているため、お客様の求めるQCDのバランスによって輸入品のご提案が可能です。ただひとくちに海外と言っても国レベルのマクロ管理ではなく、都市単位や政治的影響を受けない企業というミクロレベルでの管理が重要になります。

実は一般規格のねじだけではなく、製作・加工を伴うオーダーメイド品は主力なんです。
製作・加工品対応の専門チームが存在していて、日々お客様から寄せられるニーズに対応した製造方法や工場の研究をし続けています。提携する工場ネットワークは200社以上にのぼります。
QCDの優先事項に応じて、製作方法、材料や精度の変更提案を複数出しています。ときには厳しい製作条件を既存ネットワークで満たせないこともあります。そんなケースでは協力工場と新しい工法を粘り強く試したり、条件を満たす新規工場を開拓するために、国内外を飛び回ったりしたことも数知れずあります。
またセット加工や袋詰めなどのアッセンブリー系、パーツ同士を圧着するような社内加工のご要望が増えているため、専門チームと専用フロアをつくって対応しています。

イケキンR＆Dセンターでは日々、「こんなのがあれば」「これが手間なんだよ」といったお客様の声をもとに新商品を開発しています。
お客様と深くお付き合いするほど、ちょっとしたカスタム品のアイデアが多くいただくことがあります。
自社の品質力自慢ではなく、エンジニアが本当に欲しいという声を形にする仕組みを構築しており、営業部門からは日々、提案書が出されます。

そんな声を受けて開発するメンバーは、新製品の効果を実験するために意図的に「不具合のあるねじ締結」をひたすら製作する一日も。その積み重ねがお客様への貢献になると信じて汗をかいています。