「ジャイキリ」という言葉をご存じでしょうか?
「知っている」という方の多くは、少なからずサッカーに興味がある方だと想像します。
格下のチームが格上に勝つことで、正式には「ジャイアントキリング」と言います。
私の息子は高校3年生で、公立高校(大阪府立)のサッカー部に属しています。
ちょうど今、最後の高校選手権の予選が行われており、ベスト32まで勝ち進んできました。
しかし、大阪ではベスト32から先に「私立高校の壁」というのがあり、多くの公立高校がこの壁に跳ね返されてきました。
そもそも私立高校の練習環境は、校内に芝のグラウンドがあり、練習試合は専用バスで移動と優遇されていますが、公立高校の多くは、土のグラウンドで、他の部活動との併用、移動は電車バスの公共機関というように練習環境に差があるので、中学校から有能な選手が集まってきにくいという現実があります。
とは言え、このハンデを乗り越え勝ち上がっていくには、相手チームのことを研究し、戦術を共有し、最後まで集中力を切らさず、少ないチャンスをものにするということを徹底しない限り、言い訳にしかなりません。
最近思う事ですが、息子のサッカーを知らぬ間に自分の人生に置き換え、応援しているような気がしてなりません。
「苦労した先に、きっと明るい道は開ける」といったところでしょうか…
さぁ、ここからは「負ければ引退」の大一番が続いていきます。
この週末も「ジャイキリ」を期待し応援に行ってきます。
勝っても負けても、きっと涙していると思います。