SUSの略称について
耐食性の良いステンレス鋼については、特に言いにくいとか、覚えにくいとかはあまりないと思いますが、ここまできたら略称であるSUSでも覚えておきましょう。
アルファベットや数字が持つ意味は以下の通りです。
・S・・・Steel(鋼)のS、つまり材質を表わしています
・U・・・UseのUを表わしています。
・S・・・Stainless(錆びない、錆びにくい)のSを表わしています
これまでご紹介した材料で、SSやSWCH、SCMについて、口語、いわゆる会話では順に「エスエス」「エスダブリュシーエイチ」「エスシーエム」と言うのですが、ステンレス鋼については、「エスユーエス」と言うことは一切なく、「ステン(レス)」「サス」と言っています。
そして、ステンレス鋼は化学成分上、ニッケル系(またはクロムニッケル系)とクロム系に分類されます。
クロム(Cr)が10.5%以上含有されていることがステンレス鋼となる条件なのですが、さらに耐食性を上げるために、ニッケル(Ni)を含有させたものがニッケル系、ニッケルを含有させていないものがクロム系と呼びます。
ステンレス鋼の分類を表す先頭の数字について
SUSのうしろには304とか316といった3ケタの数字が付帯します。
ただ、これまでご紹介した材料は主に含有物質の成分を表していたのですが、ステンレス鋼の場合は数字と含有物質は直接関連しません。
重要なのはステンレス鋼の分類を表す先頭の数字で、それぞれ次のように分類されています。
・300番台・・・オーステナイト系ステンレス鋼またはオーステナイトフェライト系ステンレス鋼
・400番台・・・フェライト系ステンレス鋼またはマルテンサイト系ステンレス鋼
・600番台・・・析出硬化系ステンレス鋼
このように、ステンレス鋼については、何百番台という呼び方をすることが多いです。
今回は以上です。
ところで、略称といえば、たまに取りざたされるのがファストフードのマクドナルドの呼び方ですよね。
全国的(?)には「マック」と略すのが多いようですが、イケキンがある関西圏ではやはり「マクド」ですね。
具体的に言うと、「マック行かない?」VS「マクド行けへん?」もしくは「マクド行かへん?」という対決(?)になるわけですが、正直私としては実はどっちでもいいです。
ただ、そのあたりは「郷に入っては郷に従え」精神でいて欲しいなと思ったりします。
つまり、関西圏では「マクド」以外あまり耳にしたくないかな、と。
そして、イントネーションも重要です。
関西圏でのイントネーションはマ↓ク↑ド↓です。
次回もお楽しみに!