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ホーム課題解決の事例集ワイヤーインサートの挿入漏れ根絶と確認作業の省略
課題解決の事例集

ワイヤーインサートの挿入漏れ根絶と確認作業の省略

2022.05.06
お客様の産業アルミ加工メーカー
部署名生産・組立

解決策のご提案

カラタン(色付きタングレスワイヤーインサート)で
●挿入したかどうかを目視で判断可能
●手間のかかるボルトによる確認作業が不要に

相談までの経緯

課題の概要

アルミの加工母材に対して、めねじ補強のためにタングレスインサートを挿入後、最終組立メーカーに納品している。
いざお客様が組み立てる時にタングレスが挿入されていないことが頻発した。
防止対策の検査負荷が大きいため、そちらも軽減したい。

問題の原因

単純なヒューマンエラー。相手母材のアルミとタングレスインサート(SUS304)が同じシルバー色のため、挿入しているか分かりにくく、未挿入品を誤って納品してしまったと考えられる。

当時のお客様の対策

インサート挿入後にチェックのため、同径のボルトで全箇所の仮締めをしている。
1日1000個の製造をしており、同じ数だけボルト締めしているので時間とコストが過剰にかかっている。
さらに、それでも時々チェックミスがある。

イケキンが提案したこと

課題解決の要件

(1)挿入漏れをなくす根本的な方法であること
(2)挿入後のボルトチェックを省き、楽な方法をとること

解決策のご提案 カラタン(色付きタングレスワイヤーインサート)

これらを解決するために、カラタンを提案。

カラタンは、ステンレス材に対して特殊な発色処理を施したタングレスワイヤーインサート。
今回は青色をご提案。
暗所の作業でも視認性が向上する。

技術検証

実際に挿入する作業員様に従来のものとカラータングレスの両方について実作業を計測いただき、比較。
1つのワークに対して、平均して50%以上作業性が向上。

対策の成果・結果

提案結果

挿入後のチェックは目視確認のみで済み、作業時間が約半分まで短縮。
さらに挿入漏れ自体がなくなっているため、アフター対応による時間や信頼のロスも防止。

ユーザーメリット

(1)挿入漏れがなくなった
(2)目視確認でパッと識別し、検査する手間が省けた
お客様の声
・カラータングレスの採用後、挿入漏れによる組立メーカーからの苦情がなくなってよかった。
・作業効率が上がったおかげで、繁忙期や急な大量注文が入った時にも残業することがなくなった。
課題から生まれた新商品
近似サイズの識別用に色分け
1.課題から生まれた新商品
当初はタングレスに塗装処理をしていましたが、挿入時に塗膜が剥がれてカスが出てしまうことがNGであると判明。特殊な処理方法を探し求めました。結果としてカスは出ず好評であったため、自社オリジナル品として取り扱うことになりました。

2.近似サイズの識別用に色分け
タングレスの玉をサイズ別に色を分けて管理をしたいという新たなご相談をいただきました。
一つの加工品でも、M5とM6など小径で近いサイズのタップが併用してあり、挿入時に分からなくなって時間がかかっているようです。
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