六角穴付きフランジボタンボルト+頭部塗装加工で
●座金の入れ忘れ防止
●作業効率の改善・社内負担の軽減
●塗装部分の品質向上
課題解決の事例集
六角穴付きフランジボタンボルトで丸座金の組み込み作業を削減
2024.01.09
お客様の産業工作機械メーカー
部署名生産・品質管理
解決策のご提案
相談までの経緯
課題の概要
工作機械の外装カバーを止めるために六角穴付きボタンボルトと、座面陥没対策のために丸座金を使用していた。
しかし作業時に丸座金を入れ忘れることがあり、その部分で座面陥没が生じねじのゆるみが発生するというトラブルが起きていた。
また、製品の外観を整えるために六角穴付きボタンボルトの頭部に塗装をしていたが、作業者への負担が大きく、六角穴に液だまりが出来てレンチが入らないなどのトラブルが生じていた。
しかし作業時に丸座金を入れ忘れることがあり、その部分で座面陥没が生じねじのゆるみが発生するというトラブルが起きていた。
また、製品の外観を整えるために六角穴付きボタンボルトの頭部に塗装をしていたが、作業者への負担が大きく、六角穴に液だまりが出来てレンチが入らないなどのトラブルが生じていた。
問題の原因
作業者の単純な人為的ミス。
しかし、毎日大量のねじ締め作業を行っているため、挿入漏れが起きても仕方がないと言えるような状況であった。
頭部塗装については塗装のプロではないので、品質が安定しなかった。
しかし、毎日大量のねじ締め作業を行っているため、挿入漏れが起きても仕方がないと言えるような状況であった。
頭部塗装については塗装のプロではないので、品質が安定しなかった。
当時のお客様の対策
挿入後に別の作業者がチェックするようにしていたが、それでも見落としがあり完全な解決には至らなかった。
イケキンが提案したこと
課題解決の要件
●マンパワーに依存しない解決方法であること
●作業者の負担が軽減され、作業効率が上がること
●頭部塗装の品質が良くなること
●作業者の負担が軽減され、作業効率が上がること
●頭部塗装の品質が良くなること
解決策のご提案
六角穴付きフランジボタンボルトの採用+頭部塗装した状態での納品
六角穴付きボタンボルトと丸座金が一体化したボルト「六角穴付きフランジボタンボルト」に、頭部塗装を施した状態でイケキンから納入することをご提案。
丸座金が一体化しているので、もちろん組み込み作業は不要となり入れ忘れが生じることはなくなる。
頭部塗装は専門の業者に依頼することで品質を安定させられる。
塗装の色は数百色あるため、製品の外観に合わせて選ぶことができ、ねじだけ色が浮いているということがなくなる。
対策の成果・結果
提案結果
お客様ご指定の色で頭部塗装をした六角穴付きフランジボタンボルトをサンプルとしてご提供。
テストをした結果問題なかったため、採用が決定。
テストをした結果問題なかったため、採用が決定。
ユーザーメリット
●丸座金の入れ忘れがなくなり、座面陥没によるゆるみが発生しづらくなった
●組み込み作業がなくなったことで、作業時間が短縮された
●頭部塗装に関する負担がなくなり、品質も上がった
●組み込み作業がなくなったことで、作業時間が短縮された
●頭部塗装に関する負担がなくなり、品質も上がった
後日の相談等
丸座金の入れ忘れによる座面陥没が原因の「非回転ゆるみ」はなくなったが、ある特定の箇所でゆるみが生じるように。
調査したところ機械を稼働させたときにその部分だけ強い衝撃がかかり、「回転ゆるみ」が生じていることが分かった。
そこでその部分には、シーホースロック(プレコートタイプのゆるみ止め剤)を加工したものを使用していただくことに。
シーホースロックの採用後は、ゆるみのトラブルは激減したそう。
調査したところ機械を稼働させたときにその部分だけ強い衝撃がかかり、「回転ゆるみ」が生じていることが分かった。
そこでその部分には、シーホースロック(プレコートタイプのゆるみ止め剤)を加工したものを使用していただくことに。
シーホースロックの採用後は、ゆるみのトラブルは激減したそう。
頭部塗装の色もたくさんあって弊社の製品に合う色を選択できたので、製品全体の外観も良くなった。