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ノルトロックワッシャー 組込みボルト

より簡単に素早く、確実にゆるみを防ぐ
特徴
01ボルト・ワッシャーが一体型のため、取り付け忘れがない
02作業時間の短縮、コスト削減に貢献
03耐食性に優れた表面加工により長期間の使用が可能
商品詳細

本製品は、強度区分4.8相当の六角ボルトにボルトゆるみ止めノルトロックワッシャーを組み込んだ一体型の製品です。
ボルトとワッシャーが一体化しているため、取り付け時のワッシャーの付け忘れを防ぎ、作業の確実性を大幅に向上させます。
これにより、作業者の熟練度に依存せず、常に正確で迅速な取り付けが可能です。
さらに、メンテナンス時には分解や再取付が容易で、生産ラインの停止時間を最小限に抑え、生産性の向上によってコスト削減に貢献します。
また、表面には耐食性に優れた表面処理が施されており、摩擦安定用のトップコーティングも施されています。
サイズラインナップは、M5からM12までの鉄製ボルトをご用意しており、今後さらに多様なサイズや材質の展開を予定しています。

ウェッジロッキング機構

ウェッジロッキング機構が特徴のノルトロックワッシャーは、2枚1組のワッシャー形状で、摩擦ではなく「軸力」を利用してボルト締結のゆるみを物理的に防ぎます。
誰でも安全・簡単・確実にボルト・ナットを締結することが可能で、特に振動による「回転ゆるみ」に効果を発揮します。また締め付けの際に使用する潤滑剤との併用が可能です。

 

 

ノルトロックワッシャーはカム面同士を向かい合わせにして使用します。
カムの角度(α)はボルトのネジリード角度(β)よりも大きく設計されており、外側は放射状のリブを刻んでおります。
ノルトロックをボルトナットにセットし締結していくと2枚のワッシャーのカム面とカム面が自動的にセットされます。
その後増し締めをする際には外側の放射状のリブが相手材及びボルトナットの下面に食いついて固定されます。
従って振動や衝撃によりゆるみがおきようとしてボルトナットが回転しようとすると内側のカム面とカム面のみ回転する事ができます。
内側カム角度(α)はネジリード角度(β)よりも大きく設計してある為カムを簡単に乗り越える事はできません。

 

 

NLW

外径を広げたSPタイプ(幅広)は下穴が大きい、塗装面への締結、相手材が柔らかいなど相手材の負荷を軽減したい場合や、接地面積を広げて緩み止め効果を確実にしたい場合に最適です。
また用途に合わせて様々な材質および表面処理のラインナップから選択が可能です。

製品仕様

 

材質SWRCH10R相当材
表面処理(ボルト/ワッシャー)亜鉛ニッケル合金めっき
対応温度-50℃~200℃
サイズM5~M12

 

よくあるご質問(FAQ)
Qノルトロックワッシャーのメリットは何ですか?また、締め付ける際に特別な技術は必要でしょうか?
A

ノルトロックワッシャーは、
・正しく取り付ければボルトが戻り回転してゆるむことを物理的に防げます。
・潤滑剤をご使用いただいてもゆるみ止め効果に影響はありません。
・通常のボルト締め付けと同じ手順で使用できます。(ただし、トルクは変化します。)

Q他のゆるみ止め製品とノルトロックワッシャーの性能の違いを比較した試験データはありますか?
A

はい、ございます。試験結果についてはお問い合わせください。
ノルトロックワッシャーは、張力の原理によるゆるみ止め製品であり、その他一般的な摩擦の原理によるゆるみ止め製品とは違い、固定力(軸力)を維持する能力が高いことが試験結果から確認できます。

Q細目ねじに使用できますか?またはネジ山のピッチによって、ノルトロックワッシャーが使えないボルトはありますか?
A

はい、細目を含め一般的なねじピッチに使用できます。 ただし、並目ねじよりもピッチの大きいねじには使用できません。
 (メートル並目・細目ネジ、ユニファイ並目・細目ねじにご使用いただけます)

Q鉄製ボルトにステンレス製ノルトロックワッシャーを使用したり、ステンレス製ボルトに鉄製ノルトロックワッシャーを使用することは可能でしょうか?
A

いいえ、鉄製ボルトには鉄製ノルトロックワッシャー、ステンレス製ボルトにはステンレス製ノルトロックワッシャーを使用することを前提に設計されております。 異種素材の組み合わせは推奨しておりません。

Q亜鉛めっきボルトにノルトロックワッシャーは使用できますか?
A

はい、使用できます。その場合は鉄製のノルトロックワッシャーをご利用ください。

Q強度区分12.9のボルトにノルトロックワッシャーは使用できますか?
A

はい、鉄製のノルトロックワッシャーはISO、JIS規格の強度区分のボルトに使用できます。(ステンレスの場合もISO、JIS規格の強度区分のボルトに使用できます。)

Q相手材が硬い素材の場合、ノルトロックワッシャーは使用できますか?
A

はい、使用できます。ただし、上記のように規格で硬さが決まるボルトの場合とは違い、相手材には規定がありませんので、ノルトロックワッシャーよりも硬さが低いことが条件となります。
鉄製のノルトロックワッシャーを使用される場合、相手材の硬さの上限は465HVになります。ステンレス製のワッシャーの場合は、相手材の硬さの上限は520HVです。

Qノルトロックワッシャーは塗装された表面にも使用できますか?
A

はい、ほとんどの場合ご使用いただけます。しかし、塗膜が非常に厚い場合は、ノルトロックワッシャーのリブが塗膜の金属表面に届かず、ゆるみ止め機能は塗膜が金属表面にどれほど密着しているかに左右されます。塗膜が非常に硬くヒビが入り、剥がれてノルトロックワッシャーが共周りを起こしてしまい、ゆるみ止め機能を失ってしまったケースもございます。ノルトロックワッシャーを塗装面に使用される場合は、取り付け後に締結部分を注意深く観察し、ヒビ割れなどが発生していないかをご確認ください。

Q相手材がプラスチックや複合素材の場合、ノルトロックワッシャーは使用できますか?
A

いいえ、原則として推奨しておりません。ただし、お客様が使用されるプラスチックや複合素材の種類や条件により、ご使用いただける場合もございます。

Q相手材がアルミの場合、ノルトロックワッシャーは使用できますか?
A

はい、使用できます。 相手材の耐力が低い場合は、面圧を緩和するためにSPタイプ(幅広タイプ)を推奨しております。

Qノルトロックワッシャーはボルト穴径が大きい場合や長穴にも使用できますか?
A

はい、使用できます。相手材との接地面が荷重に耐えられる限り、ボルト穴径が大きい、長穴の場合でもご利用いただけます。この場合はSP(幅広)タイプで面圧を緩和させて使用することをおすすめします。

Q六角穴付きボルトを使用しています。ノルトロックワッシャーを座繰り穴に使用できますか?
A

はい、ほとんどの場合使用できます。ノルトロックワッシャーの外径は、六角穴付きボルトの頭部径とほぼ同じ大きさですが、座繰り穴に十分な径と深さがあるかはサイズ表でご確認ください。
NLWsize.pdf
NLWsize_sus.pdf
NLWsize_254smo.pdf
NLWsize_alloy.pdf

Qノルトロックワッシャーと潤滑油は併用できますか?
A

はい、併用できます。ボルト締結において潤滑油を使うことはメリットが多いため、ノルトロックワッシャーと一緒に潤滑油をご利用いただくことをむしろおすすめしております。ノルトロックワッシャーは摩擦を利用しないゆるみ止め製品なので、ゆるみ止め機能には一切影響ありません。ボルトのネジ部とボルトヘッドの両方に潤滑油を塗布してご利用ください。

Qノルトロックワッシャーのどの部分に潤滑油を塗布すればいいでしょうか?
A

ノルトロックワッシャーとボルト/ナットの接触面とネジ部に潤滑油を塗布してご使用ください。

Q潤滑油を使用してもノルトロックワッシャーのゆるみ止め機能は低下しませんか?
A

いいえ、ノルトロックは摩擦を利用しないため、ゆるみ止め機能は低下しません。
むしろ、最初の固定力が安定するので潤滑剤を使用することをおすすめします。

QノルトロックワッシャーのNL12とNL12spは何が違うのですか?
A

NL12は標準タイプで、座繰り穴にもご使用いただけます。NL12spは外径の広い幅広タイプで、長穴や大きなボルト穴径でもグリップに必要な表面積を確保します。また、荷重をより広範囲に分散できるよう、フランジボルト・ナットと幅広タイプのワッシャーを併用することをお勧めします。フランジのついていないボルト・ナットを使用されると、ワッシャーが変形し、破損につながるリスクがありますのでご注意ください。

Qノルトロックワッシャーを使い始めたら、今までの締付トルクを変える必要はありますか?
A

はい、これまで平ワッシャーを使用していて、それをノルトロックワッシャーに変更した場合、締付トルクを上げる必要があります。これはノルトロックワッシャーがボルトヘッドの下表面に摩擦を加えるからです。締付トルクはボルトのサイズや強度区分、座面の状態や潤滑油の使用の有無や種類によって変化します。詳しくは、お問い合わせフォームよりご相談ください。

Qノルトロックワッシャーはなぜ糊付けされているのですか?
A

二枚一組のノルトロックワッシャーを取り付けしやすくするため、糊付けした状態でお届けしております。

Qデルタプロテクトコーティングとは何ですか?
A

デルタプロテクトコーティングとは、耐腐食性・防錆性を向上するための亜鉛フレークによる表面処理です。

Q254SMO®とは何ですか?
A

254SMO®とはオーステナイト系 高耐食ステンレス鋼です。海水のような塩化物の多い液体中での使用を目的に開発されたステンレス鋼の一種で、他のオーステナイト系ステンレス鋼よりもさらに耐食性が高いのが特徴です。

Q左ねじ用はありますか?
A

いいえ、右ねじ用のみです。

Q皿頭に使用できますか?
A

いいえ、皿頭形状には使用できません。皿頭形状のゆるみ止め対策が必要な場合は、お問い合わせください。

Q他のゆるみ止め製品との併用はできますか?
A

いいえ、ノルトロックワッシャーの機能を阻害する恐れがあるのでお奨めしておりません。

Qノルトロック製品のトレーサビリティは?
A

全てのノルトロックワッシャーにはブランド名、生産情報と紐付けられたコントロール番号、タイプコードが表面にレーザーで刻印されており、万が一の場合にも製造段階に遡るトレーサビリティが可能になります。

Qノルトロックワッシャーは再利用できますか?その場合、何回までが使用限度でしょうか?
A

はい、条件によっては再利用可能です。回数の限度はワッシャーの使用状況、軸力、外部からの影響等により異なります。

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