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DTIシステム

目視で軸力管理!ゆるみが色でわかる
特長
01正確な軸力(=締付力)の把握でボルト締結体の安全性を向上
02軸力を常に表示しているので、早期の問題発見、トラブル回避
03ピンポイントのメンテナンスで設備稼働効率を向上
詳細

DTIシステムとは、軸力によるボルトのわずかな伸びを検知する仕組みをボルト内部に埋め込み、伸びの度合い(=軸力)を段階的に赤から黒へと変化する色で表示させる軸力管理システムです。

DTI

軸力の発生度合=ボルトの伸び度合いを段階的に色で表示します。
色の変化を見ながら締付け、完全に黒くなった時点で完了とすることで、あらかじめ設定した軸力(締付力)が確保できます。
適正軸力はアプリケーションによって差異があるため、打ち合わせの上、使用対象にあわせて決定し、受注生産いたします。
(設定可能範囲:ボルトの保証荷重の40%-80%)

ボルトの締付け作業時に確実に締まっていないことによる軸力不足は、折損などにつながるリスクが高くなります。
DTIシステムを使用することで全ての締結箇所に予定の初期軸力が発生したことを確認することが可能となります。

設計時の想定を上回る突発的な衝撃や激しい振動、経時劣化による軟質部材の痩せなど、様々な要因によるボルトのゆるみを早期発見し、トラブル回避をしやすくなります。
DTIシステムの色彩表示は常に軸力によるボルトの伸びに連動しているので、リアルタイムで軸力状態を判別することができます。

関連記事:ボルト締結のために知っておきたいトルクと軸力の不安定な関係

そしてDTIシステムの採用によって大幅な作業コストの削減が可能となります。
個別の締付け度合いが分からない為に、上記トラブルの回避方法として従来は全締結箇所の増し締め作業をせざるを得ませんでした。
しかし、DTIシステムならば赤色でゆるみの発生を示した締結箇所だけのピンポイント作業で完了します。

DTI

採用実績
建機 / 風力発電 / レーダー / フライトシミュレーター / 自動車生産ライン / 射出成型機 / バスダクト
寸法/規格表

一般流通の六角ボルトをベースとして、用途ごとの設定軸力にインジケーターを調整してDTIシステムへ加工します。
受注生産品のため在庫・価格表はご用意しておりません。

六角ボルト

最小対応可能サイズM10×30
材質

鋼(強度区分8.8以上)

ステンレス

その他は要打ち合わせ

使用環境温度-20℃~75℃

六角穴付きボルト

最小対応可能サイズM24×80
材質

鋼(強度区分8.8以上)

ステンレス

その他は要打ち合わせ

使用環境温度-20℃~75℃

スタッドボルト

最小対応可能サイズM24×80
材質

ナットの位置が一定の位置になる事が決まっており且つ、インジケーター側の端面から10㎜以内にある事。
*設定軸力によっては更に制約あり。

使用環境温度-20℃~75℃

規格外形状

最小対応可能サイズ目安として各部が相当するボルト径の六角ボルト以上の大きさ
材質

規格外品は、より詳細な確認が必要です。

技術資料

DTI

トルクと軸力は因果関係にはありますが同じではありません。
トルクはボルト軸を中心として、ナット/ボルトを締め込む際のボルト軸垂直方向に掛ける回転力の強さです。
対して、軸力とはその回転によりボルトナットが間にある被締結体を挟み込み締結する軸方向の力で、簡単にいえば締結体の固定力の強さです。
トルクと軸力の間には個体差も変動も激しく計測も困難なトルク係数が介在する為、結果的にトルクを一定にしても軸力はかなりバラつきます。 

関連記事:ボルト締結のために知っておきたいトルクと軸力の不安定な関係

よくあるご質問(FAQ)
Qトルクレンチによる締め付け管理をしていますが、トルクと軸力は同じではないのですか?
A

いいえ、トルクと軸力は因果関係にはありますが同じではありません。
トルクはボルト軸を中心として、ナット/ボルトを締め込む際のボルト軸垂直方向に掛ける回転力の強さです。
対して、軸力とはその回転によりボルトナットが間にある被締結体を挟み込み締結する軸方向の力で、簡単にいえば締結体の固定力の強さです。
トルクと軸力の間には個体差も変動も激しく計測も困難なトルク係数が介在する為、結果的にトルクを一定にしても軸力はかなりバラつきます。

Q在庫や価格表はありますか?
A

いいえ、使用目的にあわせて個別に仕様を設定する受注生産品である為、ございません。

Q最少ロットは何本からですか?
A

最少ロットは25本です。

Q強度区分10.9のボルトを使用している箇所でもDTIシステムで対応出来ますか?
A

はい、DTIシステムは軸力がより重要となる強度区分8.8以上の高強度ボルト、またはステンレス向けです。
その他の特殊な材料についても対応可能な場合もありますのでご相談下さい。

Q独自規格、特殊形状ボルトを使用している締結箇所をDTIシステムにする事は可能ですか?
A

はい、規格外の特殊なボルトでも条件が合えばDTIシステム化する事は可能です。

Qボルト内部に加工を施すことにより、ボルトの強度は低下しませんか?
A

はい、ボルトのサイズによってはDTIシステムへ加工する事で引張強度が低下する事があります。
しかし、仕様決定段階で予めどの程度の低下になるかなどは計上されるので許容可能かの確認、あるいはボルト強度、材質またはボルト径の変更などで多くのケースが対応可能です。 ボルト径が大きくなるつれ、めねじの谷部分の面積が常に最小の断面積となり、加工による影響は小さくなっていきます。

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